原の湯
トップ写真は4代目の芳久さん。3代目の右腕として奮闘中です。
うるめのお宿 原の湯
見附愛あふれる、ふる里の味がここにあります
明治20年、旧・新田町に銭湯として創業。当時は住所表示がなく「原っぱの湯」と呼ばれていたのが名前の由来です。湯治をする人に食事を出したのがきっかけで料理屋を併設するようになりました。
名物料理はうるめ(めだか)の田舎煮。めだかを食べる習慣が残っているのは旧村松藩だけ。旧村松藩であった見附は、新潟のど真ん中に位置し、雪深く、海に面していないことから、冬のたんぱく源として、鯉、鮒、どじょう、そしてめだかが重宝されたそうです。
うるめのほろ苦さは酒の肴にはもちろんご飯のおかずにもおすすめです。原の湯の宴会料理には、必ずうるめの田舎煮が提供されます。
「名物と呼ぶ以上は品切れとならないようにしないと」
とふるさとの料理を大切にするご主人の想いが込められています。
今の時代では考えられない程、修行中は苦労も多かったようですが、基礎を身につけられたことやこれ以上の苦労はないという自信にもなったそう。そんな一良氏が大切にしているのは、「品物は命。無駄にしない」ということです。料理人として、頭の先からしっぽまで使い切り、無駄にしない。うるめの田舎煮はその昔一人30匹、1匹ずつ尻尾をもって食べるのが作法と言われていました。小さな命も粗末にせず、大切に扱う。一良氏の心意気が原の湯の料理に体現されています。

(有)原の湯
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責任者 斎藤 一良
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